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NPO法人 宮崎国際ボランティアセンターはインド・カリンポンで教育/自立支援と技術支援に取り組んでいます

TEL. 0985-29-7419

〒880-0835 宮崎県宮崎市阿波岐原町前浜4276-751

技術支援事業

味の素「食と健康」国際協力支援プロジェクト
栄養と健康増進啓発プロジェクト
(2011.4-2013.3)

人材育成の大切さが評価されました

2005年から行っている農業と園芸の技術研修・指導の中で、研修生の間から聞こえてきた意見。

「収入を増やすことも大切だが、農民が健康であることがもっと大切な事だと思う」

村の妊婦の80%以上が自宅出産をする中、その内80%は栄養不足という現状。この地方でこれまで一度も行われてこなかった妊婦や農民に対する健康栄養に関する指導を、これまで農民の収入増大のために行ってきた農業・園芸技術指導に加えて、農民の自己防衛策として必要不可欠な食生活改善を柱に現地研修生の意思を反映したこのプロジェクトを実施していきます。

  

活動内容

味の素「食と健康」国際協力支援プログラムの一環として2011年4月から始まった「栄養と健康増進啓発プロジェクト」は、2013年3月までの2年間で以下の活動を行います。

@現地に即した職に関する知識を盛り込んだ『健康と栄養テキストブック』の作成し、活用しながら普及を図る
A自家生産の野菜や穀物を上手に日ごろの食生活に取り入れ、慢性的栄養不足の改善を行う
B妊産婦の健康管理と幼児が健康に育つための食の改善を増進する


栄養と健康増進啓発プロジェクト 2011(H23)年度活動報告

2011年4月〜9月

4月〜9月の主な活動は、10月から実施するリーダー研修とモデル村における栄養改善普及活動と巡回指導を実施するための準備でした。

長年の現地での活動経験により培われたカリンポン地域のヒマラヤ山岳地帯の人々との信頼関係、地域の状況や人脈把握などにより、現地カウンターパートや専門家、地域リーダーの協力を得て短期間で準備を進めることができました。

−研修用テキストブック作成−

2011年4月21日
コルカタにて元デリー大学医学部教授Dr. Asha Singh、元ニューデリープサインスティトゥート大学栄養学講師Mrs. Harmit Ratra、プロジェクトディレクター杉本の3名で、研修とテキストブック政策の内容・日程について打ち合わせを行いました。7月末までに、全内容の資料・原稿を作成し、英語とネパール語の翻訳と編集・仕上げを8月中に、製本を9月に、そして10月17日にテキストブックが完成しました。

−事業パンフレット作成と配布の実施−

4月22日
カリンポンにてパンフレット作成についての打ち合わせを行いました。

4月29日
村々の女性代表8村8名に対し、プロジェクトの内容説明、テキストブックの内容に対する意見の収集と、パンフレット配布を含めて村での啓発活動の依頼を行いました。

6月中旬にパンフレット2000部を作成し、7月中旬に約800部を10村に配布しました。その後も継続して配布し、事業広報やリーダー募集に使用しています。

−資機材の購入―

研修と巡回指導に必要な調理器具と資材・機材を、調達とメンテナンスの利便性・価格を考慮して購入しました。


−モデル村の抽出とリーダー選出について−

巡回指導を行う12村が抽出され、アシスタント2名と各村4名のリーダーの選出を行い研修計画の詳細が作成されました。リーダーによるパンフレット配布と啓発活動によって、村々の人々の関心が高まり、健康で活力ある地域社会の実現のための研修に対して意欲と期待が感じられました。

いよいよ10月31日からDr. Ashaによる3大栄養素とビタミンについての研修がスタートします。


栄養と健康増進啓発プロジェクト 2012(H24)年度活動報告

2012年4月〜


2ヵ年計画の2年目がスタートしました。

1年目の研修を通してフィードバックされた「研修を受けられなかった人のためにも、年に2・3回(村を)訪問して欲しい」「家での出産の危険性について知りたい」等という研修生からの声にしっかりと応えていきたいと思っています。

−リーダー研修の実施−

2012年5月28日〜6月9日
これまでの研修やメディカルキャンプ、Villege Visit等を通して村人から出てきた要望と、これまでの課題や反省を基に2012年のリーダー研修を実施しました。今回は、衛生面に留意した安全な出産のための知識と技能を、実習を通して身に着けていくことから研修を開始しました。

参加者の強い希望により当初の研修スケジュール期間を延長する等、この地域に住む人たちの栄養と健康に対する関心の高さが伺えました。


栄養と健康増進啓発プロジェクト終了報告

事業を2年間支援して下さった
「味の素株式会社」へ
心より感謝申し上げます

【村訪問・メディカルキャンプ】
病院に到着するまでになくなってしまうという悲しい事故を日常的に経験している村の人々。
救急処置という新しい知識を吸収し、健康な生活を送りたいと熱望する態度に溢れていた彼ら。
メディカルキャンプを行ったことで、受診した人の8割に糖尿病、高血圧、貧血の症例が見つかり、
これまで気付く方法のなかった人々にとって大きな救いになったことと思います。

【村訪問・健康メニュー紹介】
村の日常食はご飯とチャパティーとポテトという塩分方の食生活でした。
現地にある蕎麦、大豆、アボガドを使った、手早くおいしいヘルシーメニューの紹介や実習を行い、
食べ物を通して家族の健康を考えるという意識を持つようになったことは大きな成果と言えます。

【リーダー研修】
各村のリーダーたちは、2年間の研修と実習を通して、自宅出産に必要な準備・出産の介助手順・産後のケアと新生児のケアについて、自身をもって指導できるようになっています。


このプロジェクトを通して、多くの人々が、食に対する心がけと健康に暮らすための基礎的な知識を得ることができたことは、知識や情報がほとんどなかった山岳地域の人々にとって命を守る取り組みであったと言えます。


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